新編 日本古典文学全集 (22) 源氏物語 (3) (単行本)
出版社 / 著者からの内容紹介
一千年年前に、紫式部によって書かれた『源氏物語』は、時代時代に数多くの読者を獲得してきました。そして、今日なお『源氏』の魅力にとりつかれる人はあとを絶ちません。光源氏という希有なキャラクターと、華やかに展開される宮廷ドラマという表向きのストーリーとは別に、そこには、どの時代の人々をもひきつけてやまない、普遍的な人間性が描かれているからでしょう。その『源氏物語』を、普通の人々が読めるように工夫したのが、この『新編日本古典文学全集』版のそれです。同一ページに、原文・注・現代語訳を配し、原文の味をそこなうことなく内容を理解することができます。二色刷りを採用し、装丁も白を基調にし、持って楽しく、見て美しい本に仕上げました。 校注の先生方は、それぞれ、現在望みうる最高の執筆者で、今日到達した学問上の最新成果をとりいれています。 第三巻は、少女巻から藤裏葉巻までの十三帖を収録。源氏三十代の壮年期を描いています。位は人臣をきわめ、六条院に愛する女性たちを集め住まわせる――、栄華の頂点にいる源氏も、その心中には出家の志が芽生えてくる……。波瀾に富んだストーリーが展開されます。
出版社からのコメント
少女、王髪、初音、胡蝶、蛍、常夏、篝火、野分、行幸、藤袴、真木柱、梅枝、藤裏葉を収録。亡き有顔の遺児・玉鬘を養女として引き取った源氏は、親ならぬ懸想に苦悩する。華やかな六条院に繰り広げられる愛憎劇。
新編日本古典文学全集 (6) 萬葉集 (1) (単行本)
内容(「BOOK」データベースより)
本書は、万葉集の読み下し本文を中央に、下段に原文と口語訳とを示し、上段に簡単な注解を加えたものである。
万葉恋歌―日本人にとって「愛する」とは (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
「万葉集」、奈良時代に成立したといわれる日本最古の歌集である。愛を語ってこれほど大胆な野性にあふれ、素朴で哀しく、しかも美しい彩りにみちた歌集は世界のどこにもないだろう。歴史への深い洞察力を持つ著者が、「日本人にとって『愛する』とは」という主題のもとに、万葉人の恋の歌を味わいながら、日本人の心のかたち、愛の原点とは何かを探り出す名著。
使える!『徒然草』 (新書)
出版社 / 著者からの内容紹介
『徒然草』は上達論のテキストである!? 「一点突破主義」「恥を捨てる技術」「得意分野の見つけ方」など齋藤流の古典活用法を披露する。『徒然草』を教科書では、「無常観に基づいて人生観を綴った随筆」と教える。しかし、それだけでは読みが浅い。現代人のコミュニケーションやビジネスにも使えるヒントが満載されているのだ。
たとえば、「初心の人、二つの矢を持つ事なかれ」(初心者が二本の矢を持ってはいけない)という第九十二段では、「集中力を高める」秘訣を教える。また、「偽りても賢を学ばんを、賢といふべし」(たとえ本心でなくても賢人に学ぶ人が賢人である)という第八十五段では、真似ることで技が磨かれるという。『徒然草』は上達論として読める古典なのだ。その他にも、「自分の得意技を持て」「眼力をつける」「知ったかぶりをしない」「嫌な気分を整理する方法」など、先人の智恵から多くのインスピレーションが得られる。
「古典はムリヤリにでも自分にひきつけて“使う”というくらいの気持ちで迫るのがちょうどいい」と著者は語る。教科書では教えない「平成徒然草」の読み方を紹介する。
内容(「BOOK」データベースより)
『徒然草』を古典の授業だけのものにしておくのはもったいない。現代人のコミュニケーションやビジネスにも使えるヒントが満載されているのだ。「集中力を高める」「自分の得意技を持て」「眼力をつける」「知ったかぶりをしない」「余韻を残す心遣い」「嫌な気分を整理する方法」…。先人の知恵からインスピレーションをどうやって得るのか、斎藤流の手法で紹介。「古典はムリヤリにでも自分にひきつけて“使う”というくらいの気持ちで迫るのがちょうどいい」と語る。教科書には載っていない「平成徒然草」の読み方。
枕草子 (文庫)
出版社/著者からの内容紹介
冷静で細やかな観察,才気煥発な筆致によって,わが国随筆文学を代表する一書として,本書はあまりにも有名である.一段一段の文章から,平安時代の生活と感覚の具体相を,万華鏡を見るようにうかがい知ることができ,また筆者と中宮定子との美しい魂の触れあいが,この草子の文学的香気をいっそう高めている.
--このテキストは、
単行本
版に関連付けられています。
内容(「BOOK」データベースより)
冷静で細やかな観察、才気煥発な筆致によって、わが国随筆文学を代表する一書として、本書はあまりにも有名である。一段一段の文章から、平安時代の生活と感覚の具体相を、万華鏡を見るようにうかがい知ることができ、また筆者と中宮定子との美しい魂の触れあいが、この草子の文学的香気をいっそう高めている。
萬葉集釋注〈6〉巻第十一・巻第十二 (文庫)
出版社 / 著者からの内容紹介
多彩な表現で万葉びとの愛情生活を描き出す。
目録に「古今相聞往来歌類」と称する巻十一(五一三首)、巻十二(四〇四首)を収録。この二巻は、「柿本人麻呂歌集」を先立てながら、作者不詳の歌を「正述心緒」「寄物陳思」などの歌体で分類する。
内容(「BOOK」データベースより)
『万葉集』の「目録」に「古今相聞往来歌類」と称する巻十一と巻十二とを収録。「柿本人麻呂歌集」を先立て、次に作者不明の歌を「正述心緒」「寄物陳思」などの歌体で分類するこの二巻は、多彩な表現で万葉びとの愛情生活を描きだしている。「正述心緒」には「女の歌+男の歌」の群をいくつか繰り返すという配列がとられ、「寄物陳思」は詠み込む「物」ごとに集められている。
完本 八犬伝の世界 (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
構想の雄渾、趣向の巧緻、文体の華麗、人物造型の玄妙、考証の厳密、エピソードの耽美・古怪。この長大な物語には欠けるものがない。豊富に付された口絵や挿絵もまた、本文と同等の工夫をもって配されているから、画文渾然、伏線は錯綜し、仕掛けは曲折して、作品全体がいわば一個の巨大な図解宇宙誌の観を呈する。謎は多く、秘密は深い。読者に最高度の学識と想像力を要求するこの種の作品を堪能するには、手練の周到な読みを俟つにしくはない。稀有の伝奇ロマンの魅力を、徹底的な細部へのこだわりと構想全体への目配りをもって論じ尽くす、著者積年の研究の集大成。図版多数。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
高田 衛
1930年、富山県生まれ。早稲田大学大学院修士課程、東京都立大学大学院博士課程修了。東京都立大学名誉教授。近畿大学文芸学部教授を務めた。専攻、日本近世文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
桃尻語訳 枕草子〈上〉 (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
驚異の名訳ベストセラー、ついに文庫化!その上巻は、第一段「春って曙よ!だんだん白くなってく山の上の空が少し明るくなって…」から―第八十二段「中宮職の御曹司にいらっしゃった頃、西の廂でお経のマラソンがあるんで…」まで。
潤一郎訳 源氏物語〈巻4 (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
谷崎潤一郎という現代の代表的な作家のひとりが翻訳したというので、それは国文学者の専門的な仕事とは異って、一般の読者の注意を喚起し、そして、『源氏物語』は突然に、現代文学になった。それまでは、恐らく我国の古典小説で、現代文学同様に迎えられていたのは、西鶴と秋成だけだったのではなかろうか。しかし、ひとたび、『谷崎源氏』が世に行われるに及んで、空蝉や夕顔や浮舟やは、アンナ・カレニナやボヴァリー夫人らと同じように、私たちの身近のものとなったのだった。
ビギナーズ・クラシックス 蜻蛉日記 (文庫)
出版社/著者からの内容紹介
平安時代の純文学、あの難解な蜻蛉日記が分かる! 感情移入してしまう!
内容(「BOOK」データベースより)
美貌と歌才に恵まれ権門の夫をもちながら、蜻蛉のようにはかない身の上を嘆く藤原道綱母の21年間の日記。鋭く人生を見つめ、夫の愛情に絶望していく心理を繊細に描く。現代語訳を前面に出し、難解な日記をしっかり理解できるよう構成。現代語訳・原文ともに総ルビ付きで朗読にも最適。
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